海外仕様バッテリーの性能をチェック!【Mavic Mini】

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『Mavic Mini』を海外仕様のバッテリーを使って飛ばしてみました。

こんにちは。UNDER 500‘です。

海外仕様のバッテリーを使用した場合、エアロエントリー社の『DJI無償賠償保険』の適用外となります。

また同社の『有償のDJI賠償責任保険』へも加入することができません。

DJI ジャパンの保証も対象外となります

重量が200グラム以上になりますので、国土交通省への申請が必要になる場合があります。

海外仕様のバッテリーを使用される場合は十分注意のうえ、自己責任にてご使用ください。

当ブログは海外仕様バッテリーの使用を推奨するものではありません。

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『Mavic Mini』2種類のバッテリー

Mavic Miniのバッテリーには日本仕様と海外仕様の2種類があります。

日本仕様 海外仕様
容量 1100mAh 2400mAh
電圧 7.6V 7.2V
最大充電電圧 8.7V 8.4V
バッテリータイプ LiPo 2S Li-ion 2S
電力 8.36Wh 17.28Wh
正味重量 50g 100g
充電温度範囲 5-40 5-40
最大充電電力 18W 24W

日本仕様は50グラム、海外仕様が100グラムです。

飛行時間はスペックでは日本仕様が約18分なのに対して、海外仕様は約30分となっています。

先日、中国のAlliexpressで『Mavic Mini』の海外仕様のバッテリーを買ってみました。

海外仕様も数種類あるようで、今回入手したのは『中国、ヨーロッパ向け』の製品になります。

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日本仕様の充電器が使える

まずはバッテリーを充電してみましょう。

バッテリーの充電器は日本仕様と同じなので、海外仕様でも普通に充電できます。

充電時間は日本仕様は、3本のバッテリー充電が約150分なのに対して、海外仕様は270分です。

バッテリーの使用状況や温度にもよりますが、海外仕様は明らかに充電時間は長くなります。

ちなみに、Flymoreコンボに付いている『2Way 充電ハブ』では、日本仕様と海外仕様を一緒に充電できました。

バッテリーの取り付け

スペックは違いますが、形状は日本仕様も海外仕様も全く同じなので、問題なく取り付けることができます。

ドローンを起動すると警告が…

Mavic Mini本体の電源を入れて送信機と接続すると、見たことのない警告が出てきました。

日本ではこのバッテリーを使わないでください、ということのようです。

警告は『OK』をタップすれば消えて使えるようになります。

飛行時間は『20分以上』、飛行性能は『ほぼ同じ』

実際に飛ばしてみましょう。

機体は日本仕様も海外仕様と全く同じです。

プロペラの仕様も、機体の重量も同じなので、バッテリーの特性が違うだけになります。

この日の気温は8℃、風速は5から8m/sでした。

海外仕様の飛行可能時間の表示は『30分』

離陸すると『DJI Fly』の画面右上に予想飛行時間が表示されます。

ここからカウントダウンが始まり、大体の飛行時間の目安になります。

海外仕様の場合は『30分23秒』からスタートしました。

何度か飛ばしましたが、だいたい30分前後からのカウントダウンになります。

実際には30分も飛行させるのは無理で、20分ちょっとで着陸させることになります。

日本仕様だと『12分43秒』でした。

こちらは平均13分ぐらいです。

飛行時間は10分前後で、条件によっては7、8分で残量が20%を切ることもあります

安定性

重量が増えている事で機体の動きは少しモッサりした気がします。

それでも、50グラムも重くなったわりには、極端に挙動が変わってしまうことはありません

正直なところ、はっきりした違いが分かるほどの変化は感じられませんでした。

耐風性

時々強めの風(8m/s程度)が吹いていましたが、機体の傾きは大きくても流されて行くことはありませんでした。

少し風下に動いていく程度で、操作しづらいほどではありません。

日本仕様のバッテリーでも同じように風に流されたので、今回は違いを感じることはありませんでした。

電圧降下が起きにくい

日本仕様のバッテリーでは、残量表示が30%を切ったあたりから電圧が下がってしまうことがあります。

急上昇や急降下などの途中で警告が出るようになりました。

ちよっと分かりにくいですが、この時はバッテリー残量が26パーセントです。

風が強いので『Sモード』で飛ばしていました。

気温が低いことが原因なのかもしれません。

今のところ、海外仕様ではバッテリー残量が20パーセントを切るまでは、電圧低下の警告は出たことはありません。

さいごに

海外仕様のバッテリーで『Mavic Mini』を飛ばしてみました。

飛行時間が20分以上になるのが最大のメリットです。

ですが、Mavic MiniのDJI付帯無償保険は適応外になってしまい、メーカーの保証も受けられなくなります

海外仕様のバッテリーを使うと重量が200グラムを超えてしまうので、国交相への申請が必要なケースも出てきてしまいます。

そう考えるとデメリットの方が大きい気もしますね。

『Mavic Mini』の海外仕様バッテリーは日本からでも簡単に購入できますが、使用に関してはくれぐれも自己責任でお願いします。

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