ハワイでドローン空撮!
こんにちは。
Drone Blog | UNDER 500’です。
ハワイでドローンを飛ばしてきた時のお話です。
ハワイでドローンを飛ばしたい!
子どもから取り上げたトイドローンにすっかりハマっていた頃、ドローン関連のメディアでDJIから新型の空撮ドローンが発売されることを知りました。
それがMavic Air。
お値段もなんとか手が届きそう。
コンパクトなので旅行に持って行けるかも。なんて色々調べていました。
そうすると200g以上のドローンはどこでも飛ばせる訳ではないことわかりました。
調べるたびにココはダメ、アソコもダメ。
規制や法律の話ばかり目につくようになりました。
ドローン関連のブログも片っ端から読みあさってました。でも肝心なところが書いてないブログが多くて、余計に悩むことが増えていました。
ドローン買っても飛ばせるところが無いんじゃないの?
そんな時、いつものようにYouTubeで空撮動画を観ていると、そういえば半年後にハワイに行くことになったことを思い出しました。
ハワイで空撮してみたい!
それだけの理由でMavic Airをポチりました。
その時はハワイでドローンが飛ばせるかなんて全くわからなかったのに…
アメリカのドローン事情とFAAへの機体の登録
Mavic Airも手に入り、ドローン練習場で空撮の練習を始めました。同時にハワイでドローンを飛ばすために必要なことも調べ始めました。
アメリカでは連邦航空局(FAA)がドローンの管轄をしています。アメリカ国内で250gから25kgのドローンを飛ばすためにはFAAに登録する必要がありました。
連邦航空局に登録、なんかカッコいい響き…笑
登録自体はすぐに終わりました。飛行の規則などは当然英語で書いてあります。それを読むのがけっこう大変でした。
規制がある場所はスマホのアプリで調べられます。実際に入れたのはこの2つ。
「B4UFly」 「Airmap」
DJIのフライトマップも便利です。
https://www.dji.com/jp/mobile/flysafe/no-fly
詳しくはこちらをどうぞ。
海外での事故にも対応した保険
DJIには無償の付帯保険があり、購入後1年間は万が一の事故に対応しています。これは日本国内の事故に限られたこと。
海外での事故やトラブルには対応していません。
さすがにハワイで無保険のドローンを飛ばすのは怖い。海外での事故にも対応している保険に入ることにしました。
こちらの記事に詳しく書いてあります。
バッテリーは手荷物で、本体はどっちでも大丈夫
ハワイまでは飛行機で行く訳ですが、ドローンを持って乗れるのか?
航空会社のサイトで確認してみます。
ドローン本体は機内に手荷物として持ち込んでも、預け入れの荷物に入れてもOK。バッテリーは手荷物でのみ持ち込むことができるようです。
今回は往復ともJALでしたが、MavicAirのバッテリー容量だと個数の制限もありません。航空会社によっては個数の制限があるようです。
バッテリーは念のため、一つずつジップロックに入れたうえで、リポバッグに入れて行きました。
検査の時に聞いたら、そこまでやる必要はないそうです。
かえって怪しまれてしまった…笑
ハワイに到着!早速、聞き込み開始!
ドローンの機内持ち込みもすんなりいって無事ハワイに到着。
ホテルについてB4UFlyで見てみると、予想してた通り規制のあるエリアがいっぱいでした。
空撮する予定のカイルアビーチも規制の範囲内です。
ハワイのドローン事情はどうなのか?あまり情報が無かったので、あちこちで聞いてまわりました。
ワイキキ周辺では早朝に飛ばしているのをたまに見かける程度で、ほとんど見たことがないようでした。地元の人の話だとこの辺りで飛ばすのはやめた方が良いようです。
日の出の時間でもこれだけ海に人が入ってます。
日中はもちろん、早朝でもワイキキではけっこうな人が海の中やビーチにいました。
加えて鳥も多い。ハトやスズメのほかに海鳥みたいのもたくさん飛んでます。
ここで飛ばすのは確かに難しいでしょうね。
ワイキキではホテルのベランダやビーチで
「手持ちドローン」
で撮ってみました。
どう見てもあやしいオッサンだったのですぐやめましたが(笑)
初めてのハワイ空撮!
実はいろいろ事情があってドローンで空撮できる時間は、カイルアビーチにいる5時間だけしかありませんでした。
その日だけの一発勝負。
天気や風などの気象条件によっては、全く飛ばせないことも覚悟していました。
空撮当日。
天気予報は曇りのち晴れ…微妙です。
朝の時点では、曇り空が広がっていました。ワイキキから車でカイルアへ向かう途中で小雨まで降ってきました。
それでもカイルアでビーチクルーザー(チャリ)をレンタルする頃には、少し空が明るくなっていました。チャリがあれば隣のラニカイビーチにも楽に行けます。
状況によってはラニカイで飛ばす事も考えていました。
カイルアビーチに着いて、ドローンのセッティングが終わった頃には晴れ間も出てきました。それでもまだ雲も多く、風もそれなりに強く吹いていました。
少し風が弱まったタイミングで、試しに飛ばしてみました。
曇っていてもさすがハワイ!
全米ナンバーワンに選ばれたこともあるカイルアビーチ!
自分で撮ってるとは思えない映像が手元にありました。
ロケーションが良いと3割増しぐらいで上手くなった気になるもんですね。
アイキャッチにも使ってますが、ハワイで最初に撮ったのがコレ。
でも実は相当ビビってたんです。
緊張で手も足も震えてました。
いつも以上にサークルがぎこちない…笑
途中から少しづつ晴れ間も多くなってきました。ただ、風は強いまま。
バッテリー2個分飛ばしてちょっと中断することにしました。
トラブル発生!ホームポイントはそこじゃない!
3本目のバッテリーに交換して飛ばし始めた時のこと。
何の前触れもなく通信が突然切れました。
全く操作できないドローンがハワイの絶景ビーチの空に浮かんでいます。
人生の中でこれほど焦ったことは無いかもしれない。
当然フェイルセーフが働きます。
少しホバリングした後、離陸時に設定したホームポイントに戻り始めました。それまでも何度かあったことなので、再接続を試しながら離陸した時に設定したホームポイントで待つことに。
その時ははっきりわかるほど足がガクガク震えていました。
通信が切れたのが100mぐらい先の地点。30mぐらいまで近づいて来たところで、なぜか急に停止してホバリングを始めます。そしてその場で降下を始めました。
は?
やばい!
走って降下しているドローンのところへ。
間に合って無事回収できました。海側に30mズレてたら間違いなく水没でした。周りに人がいなかったのもラッキーでした。
GPS信号は日本よりも条件が良いはずなのに、原因はいまだによく解りません。
離陸した時にはいつものように「ホームポイントガコウシンサレマシタ」って言ってたのに。
最後に
私のような一般人でもハワイでドローンを飛ばすのは難しい事ではありませんでした。
なんといっても、
ロケーションが良いと、下手でも空撮しててメチャクチャ楽しい。
ドローン買ってよかった。
皆さんもトラブルには気をつけて、色々なところでドローン空撮してみてください。
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