Snoppaから発売された小型軽量のスマホ用ジンバル『ATOM』。
iPhone XS MaxとiPhone SEを取り付けて約3か月使ってみました。
いろんなところで使ってみて気づいた『いいところ』、『いまいちなところ』を紹介したいと思います。
【Snoppa ATOM(スノッパ アトム)】
小さく折りたたみができて、機能も満載。
スマホ用のジンバルとしてはすごく良くできてます。
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【Snoppa ATOM】良いところ
バッテリーの持ちがいい
フル充電してあれば、バッテリーのことを全く気にせず撮影することができます。
スマホを充電しながらでも、丸1日ぐらいなら余裕で持ちます。
一泊二日の旅行でも充電無しで使えたこともありました。
カタログスペックでは稼働時間が『24時間』となっていますが、さすがにそこまで試してません。
ATOMのバッテリーから搭載しているスマホの充電も可能です。
付属の充電ケーブルは、『USB-C to lightning』と『USB-C to USB-B』の2種類。
ワイヤレス充電に対応しているので、対応機種ならケーブルも必要ないのがいいですね。
このケーブルが『Mavic』シリーズの、プロポとスマホを繋ぐやつによく似てるので、お持ちの方は気をつけましょう。
一度やらかしました…笑
折りたたんでロックできる
本体はコンパクトに折りたたんで持ち運びできます。
モーターがロックできるのでグニャグニャすることもなく、他のスマホ用ジンバルのような収納ケースも必要ありません。
普段は付属の袋に入れています。
それぞれのモーターは個別にロックできます。
ロックも解除も軽くひねるだけです。
おすすめはしませんんが、こんな感じでひっかけておくこともできます…笑
セッティングがラク
スマホをだいたい真ん中に取り付けて電源を入れればすぐに使えます。
アームの調整も必要ありません。
撮影の縦横を切りかえるのもボタン一つで可能です。
面倒な校正も、毎回する必要が無いので便利です。
Bluetooth接続しなくても使える
電源を入れればジンバルが起動するので、Bluetoothで接続しなくても使うことができます。
Bluetoothを解除すればジンバルにつけたまま他のアプリを使うこともできます。
Snoppaのアプリは4Kに対応していないので、iPhoneのカメラアプリを使って撮影しています。
あまり4Kが必要なことはないですけどね…笑
【Snoppa ATOM】イマイチなところ
スマホを付けて折りたたみできない
本体にスマホを取り付けた状態では折りたたむことができません。
いちいちスマホを取り付けたり、取り外したりがすこし面倒くさいかも。
他のスマホ用ジンバルに比べればセッティング自体はすごく簡単ですが、ちょっとだけ撮りたい時にはやっぱり気になりますね。
長時間手持ちで撮るには重い
バッテリーの持ちがいいので、気づくと長い時間撮っていることが多くなりました。
普通に使っている時には『重い』という感覚はないんですが、長時間だと重さが気になってきます。
ジンバル本体とiPhone XS Maxの組み合わせだと、重量が666グラムありました。
軽いiPhone SEでも557グラム。
動き回って撮影してると、iPhone SEでも重さが気になってきます。
グリップから離れたところに、重たいスマホをセットするため、数値以上に重さを感じるような気がします。
苦手な角度がある
アームとハンドルの角度によっては、ちょっとした動きで突然エラーが出て止まることがあります。
軽いSEでも同じことが起きるので、重さのせいでは無さそうです。
特にローアングルで撮る時は注意したほうがよさそうです。
ローアングルでアームが映り込む
ローアングルモードで撮影していると、アームが映り込むことがあります。
注意していても結構やってしまいます。
こうやって反対にセットすると、アームの映り込みは解消します。
画面は見えませんけど…笑
『顔認識』や『物体認識』が外れやすい
Snoppaアプリには顔認識や物体認識機能もついていますが、あまり精度は高くありません。
しっかりカメラに顔が向いていないと、すぐに外れてしまいます。
追従範囲も狭いので、動き回る子どもなどを撮るのは難しいですね。
物体認識は対象によってはほとんど認識してくれないです。
もう少し練習が必要なのかもしれませんね。
【Snoppa ATOM】『右に傾く』不具合は校正で解消
以前の記事を書いた時、タイムラプスの途中から右に傾く不具合がありました。
これはジンバルの校正をしたら、あっさり直りました。
ときどき再発しても、ジンバルをリセットするだけで大丈夫でした。
ATOMの校正には『ドリフトの校正』と『水平の校正』の2種類があります。
実はこれには実行する順番あります。
まず最初に『ドリフトの校正』をします。
正常に終了したら、今度は『水平の校正』です。
個体差もあるかもしれませんが、これだけで直りました。
『ドリフト』→『水平』
の順番でないと、正常なジンバルの校正ができないようです。
さいごに
いろいろなところで使ってみましたが、スマホでも予想以上に手ブレのない映像が簡単に撮れます。
撮影した映像がスマホに残るのも便利なところですね。