知っておきたいドローンを飛ばす時に注意すべき『鳥』のこと

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ドローンを飛ばしている時に注意しなければいけない『鳥』についてです。

逃げていく鳥と近づいてくる鳥

ドローンを飛ばしていて野鳥が近寄ってくると、結構ドキっとしてしまいます。

接触すれば野鳥を傷つけてしまうのはもちろん、ドローンも墜落の危険性があります。

でも鳥の方から積極的に近づいてくることはそんなにありません。

スズメなどはドローンが近づくとすぐに逃げていきます。

機体を見つけて、というよりはドローンの音に反応しているようです。

他の小型の野鳥はドローンに近づいてくることは全くありません。

それとは逆にドローンを気にせずに近づいてくる鳥もいます。

海の近くに行くと『カモメ』や『ウミウ』などは、ドローンに気づいても逃げない事が多い気がします。

なかには全く気にする様子もなく、近づいてくることもあります。

とはいっても接触するほど近くに寄ってくることは無いです。

他にも、トンビなどの猛禽類はドローンに気づくと近づいてくることがあります。

こちらも攻撃してくるというより、興味があって近づいてくるような感じですかね。

以前、東北の山間で撮影していた時に、小さな鷹のような鳥に接触しそうになったことがありました。

急上昇してかわすことができたものの、なかなかその場から離れてくれません。

ちょっと居なくなったタイミングで、スポーツモードに切り替えて急いで着陸させました。

その後も上空を旋回して飛んでいるので、それ以降の撮影はあきらめました。

あとで調べてみたら『チュウヒ』という鷹の仲間だったようです。

その時もドローンを襲ってきたわけでは無さそうでした。

ドローンに襲い掛かってくる鳥はなに?

これまでドローンに襲いかかってきた鳥は『カラス』と『ハト』です。

どちらも明らかにドローンを攻撃しようしていました。

カラスはクチバシではなく足でMavic Airに襲いかかってきました。

ハトはちょっと意外な感じがしますが、ものすごい勢いで飛んできたのをなんとか避けることができました。

どちらのケースも急上昇して高度をある程度上げると、途中で引き返して行きました。

カラスやハトはドローンに気づくと遠巻きに周りを飛んだり、鳴いて威嚇してきます。

それでも飛ばし続けていると、明らかに攻撃しようとして向かってきます。

カラスやハトは危険?

ただ、どのカラスやハトもドローンに向かってくるわけではありません。

ドローンに反応しないて飛んでいくこともよくあります。

気をつけなければならないのが『繁殖期』です。

カラスの繁殖期は4月から8月

ハトの場合、真夏以外ほぼ1年中繁殖しています。

実際、カラスに襲われかけたのは7月でした。

しつこく威嚇してくる鳥がいる場合は、ほとんど間違い無く近くに『巣』があります。

カラスもハトも縄張りを持つ鳥です。

特に卵やヒナが巣にいる繁殖期の場合は、縄張りに入ってくる侵入者に対して普段以上に攻撃的になります。

カラスは縄張りが半径数百メートルにもなるので、巣がなさそうに見えても縄張りに侵入している場合があります。

ドローンが襲われそうになったら

ドローンを飛ばしていれば気を付けていても、鳥と接触しそうになることがあるかもしれません。

そんな時は急上昇して鳥の上空に逃げるのが効果的です。

一定の高度を超えてまで追いかけて来ることは、あまり無いような気がします。

そのままの高度で鳥がいなくなるまで待つか、少し離れた場所まで移動して着陸させましょう。

さいごに

野鳥とドローンの接触は飛ばす側の人間が注意することによって、ある程度防ぐことができると思います。

ドローンを飛ばす前のチェック項目に、『野鳥の確認』も是非追加してみてください。