〈2020年7月 加筆、修正〉
アメリカでドローンを飛ばすにはFAAに機体の登録が必要です。
ドローンに関する様々な規制は国によっても違ってきます。
今回はアメリカでドローンを飛ばすために必要な準備と注意点についてです。
アメリカでドローンを飛ばすために必要な準備
FAAに機体を登録する
アメリカでは250g(0.55lbs)以上の機体は連邦航空局(FAA)に登録する必要があります。(2020年7月現在)
登録には3年間で5ドルかかり、支払いはクレジットカードのみです。
こちらの“FAA | DroneZone”にある
“I fly under The Exception for Recreational Flyers”
という項目の“register” から登録してください。
アカウントを作成して必要事項を入力した後、支払いが完了すると
かんたんに登録できます。
機体に発行された登録番号を記載してください。
すぐにメールが送られて来ます。
これで完了です。
FAAへの登録手順も別のページでまとめています。


飛行可能なエリアを確認する
アメリカも日本と同じでどこでもフライトできる訳ではありません。
そこで飛行可能な場所、規制のある場所を調べるのに
“B4UFLY”
というアプリを使います。
前のバージョンなのですこし違いますが、こんな感じで地図上に規制が表示されます。
空港の場所やヘリポートも表示されています。
”R”や”C”が規制のある空域です。
DJIのドローンを使っている方は、『DJI GO 4』や『DJI Fly』でも調べることができます。
また、アプリによって規制の内容が違うことが何度かありましたので、事前に最新の情報を確認しておきましょう。
不安な時はそこで飛ばさない決断も必要です。
とにかく聞き込み!
現地に着いたらドローンを飛ばしてる人がいるか現地の方に聞いてみましょう。
いくら合法的にフライトしても、ここはどうしてもダメ、みたいなローカルルールもあります。
”NO DRONE ZONE” などの看板があるところでは飛ばすことができません。
例えばYouTubeなどにワイキキビーチの空撮が上がってたりします。
確かに禁止ではないですが、ビーチにも海の中にも人がたくさんいて、日中に飛ばすのは現実的では無いです。
朝早くならなんとか飛ばせるかな、といった感じ。
日の出直後のワイキキビーチです。早朝でも海に入っている人がたくさんいました。
逆にとってもウェルカムな場合もあります。
ハワイに限って言えば日本よりドローンに好意的な人が多い気がしました。
いろんな人と話してみてドローンを飛ばしても問題ないのかを探っておくのも大事です。
アメリカでドローンを飛ばす時の注意点
規制や飛行ルールが違う
まず飛行可能な高度が違います。
特に規制のない空域では、
アメリカで飛行可能な高度は400フィートまで。
1フィートが30.48センチなので、121.92メートルまでとなります。
他にもいくつかありますが、規制の内容がが変わることがよくあるので、必ず情報を確認しておきましょう。
最新の情報はFAAのホームページに載っています。
連邦航空局 (Federal Aviation Administration)
FAA: https://www.faa.gov/
英語でちょっと大変ですが、ここが一番正確な情報です。
DJI付帯保険は海外では使えない
自分が加入している保険が、海外での事故に対応しているか確認しておきましょう。
DJIの機体には無償で入れる保険がついて来ます。
私もそうでしたが、ドローンの保険はこれだけという人がほとんどだと思います。
DJI製品についてくる無償付帯賠償責任保険は、海外での事故などには対応していません。
無償保険の他に海外の事故に対応している保険に加入していないと、いわゆる無保険の状態です。
ハワイに持って行く前に、エアロエントリーのDJI賠償責任保険に入りました。海外でも補償が受けられるのは一番高いプランCのみ。
国外危険補償特約がついています。
保険料は基本補償支払限度額で3種類ありますので、そこから選んでください。
DJI賠償責任保険
エアロエントリー株式会社: https://aeroentry.co.jp/
多少の英語力は必要
- ドローンが操縦不能で空から落ちて来ている時、周りにいる人になんて言いますか?
- 制限がある空域でルールの範囲内で飛ばしている時に、「ここで飛ばしちゃマズイんじゃないの?」なんて聞かれたらなんて答えますか?
空撮したくなるような綺麗なビーチや観光地に、全く人がいないなんてことはあり得ません。
万が一の時に周囲の人に注意を促したり、規制のある空域でもルールを守って飛ばしていることを説明したりする必要があると思います。
実際にオワフ島で空撮していたら、
「ここは規制あるけど飛ばしていいの?」
と、LAから来たらしいオッサンに聞かれたこともありました。
規制の内容を説明すると、嬉しそうにMavic Proを出してきて飛ばし始めましたが…
せめて緊急時の避難誘導や、「ルールを守って飛ばしてます」の説明ぐらいはできるようにしておいたほうがいいと思います。
さいごに
SparkやMavicシリーズなど気軽に海外にも持っていけるドローンが増えて来ました。
海外でのフライトはしっかり準備をして、安心して飛ばせるようにしておきたいですね。
また、規制やルールについて不安がある時は、そこでは飛ばさない決断をすることも大切なことだと思います。