DJIから新しく小型で軽量なドローン『Mavic mini』が発売されました。
海外仕様は249グラム、日本仕様は199グラムと各国の規制を意識した重量になっています。
発売日に申し込んだ『Mavic Mini』がようやく届きました。
『DJI Mavic Mini』日本仕様は199グラム
噂どおり、250グラムを僅かに切った249グラムで発表された『Mavic mini』。
日本仕様はDJIのドローンとして初めて200グラムをギリギリ下回る、199グラムで登場しました。
日本では200グラム未満のドローンは、改正航空法の対象外になります。
海外仕様との重量差はバッテリーの違いによるものです。
中国やアメリカなどでは250グラム以上ドローンは登録が必要になりますが、この『Mavic mini』は250グラム未満なので登録の必要がありません。
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スペック
Mavic mini(日本仕様) | Mavic Air | Spark | |
重量 | 199g | 430g | 300g |
サイズ | 160×202×55 mm (L×W×H) | 168×184×64 mm (L×W×H) | 143×143×55 mm (L×W×H) |
サイズ
(折りたたみ時) |
140×82×57 mm (L×W×H) | 168×83×49 mm (L×W×H) | |
対角寸法 | 213mm | 213mm | 170mm |
最大飛行時間 | 18分 | 21分 | 15分 |
最大速度(Sモード) | 47km/h | 68.4 km/h | 50km/h |
伝送距離 | 2000 m | 2000 m | 500 m(送信機使用時) |
検知システム | 下方 | 前方、後方、下方 | 前方、下方 |
機体
最初に手にして感じるのは『小ささ』よりも、その『軽さ』です。
このぐらいのドローンだとこんな感じかな?って持ってみると、想像をはるかに超える軽量な機体に結構驚きます。
大きさと重さの感覚がずれているような気がするほど、めちゃくちゃ『軽い』です。
小さい機体は折りたたんだ状態で、スマホ程度しかありません。
Mavic Airと並べてみても、その小ささがよくわかります。
ところが展開した状態だと対角距離が213mmと全く同じなので、それほど小さく見えませんね。
これは意外と風に強いかもしれません。
また、軽量化のため『Mavic Mini』は機体内部にファンを搭載していません。
暑い時期は熱対策が必要になるかもしれません。
バッテリー
日本仕様は200グラム未満を実現するため、バッテリー容量を減らしています。
飛行時間がスペックでは18分となっています。
風などの影響を考えると、安心して飛ばせるのは実質10分前後でしょう。
このクラスの小型ドローンなら十分な飛行時間だと思いますが、海外モデルが30分なのでちょっと残念ですね。
ビジョンセンサー
Mavicシリーズと共通の顔つきですが、『Mavic mini』の黒い部分はメッシュ状になっていて前面にビジョンセンサーはありません。
唯一のビジョンセンサーは底面にあります。
カメラ
Mavic mini | Mavic Air | Spark | |
センサー | 1/2.3インチCMOS | 1/2.3インチCMOS | 1/2.3インチCMOS |
有効画素数 | 12MP | 12MP | 12MP |
FOV | 83° | 85° | 81.9° |
レンズ(35mm換算) | 24mm | 24 mm | 25mm |
絞り | f/2.8 | f/2.8 | f/2.6 |
ISO感度(写真) | 100~3200 | 100~3200 | 100~1600 |
ISO感度(動画) | 100~3200 | 100~3200 | 100~3200 |
シャッター速度 | 4~1/8000秒 | 8~1/8000秒 | 2~1/8000秒 |
画像サイズ | 4000×3000 | 4056×3040 | 3968×2976 |
動画解像度 | 2.7K:2720×1530 25/30 p
FHD:1920×1080 25/30/50/60 p |
4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30p
2.7K:2720×1530 24/25/30/48/50/60p FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p HD:1280×720 24/25/30/48/50/60/120p |
FHD:1920×1080 30p |
最大ビットレート | 40Mpbs | 100 Mbps | 24 Mbps |
写真フォーマット | JPEG | JPEG / DNG(RAW) | JPEG |
動画フォーマット | MP4 (MPEG–4 AVC / H.264) | MP4/MOV (H.264/MPEG-4 AVC) | MP4 (MPEG-4 AVC/H.264) |
ジンバル | 3軸 電動 | 3軸 電動 | 2軸 機械式 |
『Mavic mini』のカメラは『Mavic Air』と『Spark』の中間といったところです。
4K動画やRAWが撮影できないのはちょっと残念ですが、200グラム以下でこのカメラの性能は十分すごい気がします。
こんなに小さな機体にも関わらず3軸の電動ジンバルを搭載しているので、機械式の2軸ジンバルだった『Spark』よりも滑らかな動画撮影が可能です。
付属品
Mavic Mini
- 送信機
- インテリジェント フライトバッテリー(1100mAh)
- プロペラ1 組(予備)
- Micro USB ケーブル
- ジンバル プロテクター
- コネクター(Micro USB、USB Type-C、Lightning)
- コントロールスティック1 組(予備)
- プロペラ固定用ねじ(予備)x 6
- ねじ回し
『Spark』では別売りだった送信機が付属しているのは嬉しいですね。
充電はバッテリーを取り外さないで、機体に直接マイクロUSBケーブルを差し込みます。
Mavic Mini Flymore キット
- 送信機
- インテリジェント フライトバッテリー(1100mAh)x 3
- プロペラ1 組(予備)x 3
- Micro USB ケーブル x 2
- ジンバル プロテクター
- コネクター(Micro USB、USB Type-C、Lightning)
- コントロールスティック1 組(予備)
- プロペラ固定用ねじ(予備)x 18
- ねじ回し
- 360°プロペラガード
- 2WAY 充電ハブ
- DJI 18W USB 充電器
- キャリーバッグ
プロペラガードはケージ状になっていて、屋内で飛ばすときにも安心です。
『Osmo Mobile3』と同じようなデザインのケースも付いてきます。
Flymoreキットには2WAY充電ハブがついてきます。
充電ハブを使えば、3本のバッテリーを順番に充電することができます。
送信機も充電することが可能です。
また、モバイルバッテリーとしても使うことができるのがいいですね。
新しいアプリ『DJI Fly』
『Mavic mini』はこれまでの『DJI GO4』ではなく、新しいアプリの『DJI Fly』を使用します。
DJI Fly
DJIposted withアプリーチ
『DJI Fly』のほうがよりシンプルなデザインになっています。
しっかり作りこまれていて操作感もよく、違和感なく使うことができますね。
豊富なMavic mini純正オプション
純正のオプションも豊富に用意されています。
Mavic Mini 充電ベース
ドローンをおしゃれに飾っておく、という発想は斬新ですね。
Mavic Mini スナップ アダプター
Mavic Mini DIY クリエイティブ キット
スキンシートを自作できるキットです。
本体と一緒に購入してみました。
Mavic Mini プロペラホルダー
『Mavic Mini』にはおしゃれなオプションが多いですね。
DJI ミニバッグ
さいごに
200g未満で発売された『Mavic Mini』ですが、もちろんどこでも飛ばせるわけではありません。
ルールを守って安全に楽しみたいですね。