DJIのスマホ用ジンバル『Osmo Mobile 3』。
こんにちは。UNDER 500‘です。
話題の最新ジンバルのハンズオン レビューです。
【Osmo Mobile 3】開封
『Osmo Mobile 3 』は『標準セット』と『コンボ』の2種類が販売されています。
価格は『標準セット』が13,500円。
『コンボ』でも15,660円と非常にリーズナブルな設定になっています。
標準セットの中身は、
- 本体
- 収納用の袋
- 充電用ケーブル(USB to USB-C)
- 滑り止めパッド
- ストラップ
- クイックスタートガイドなど
『Osmo Mobile 3 コンボ』には標準セットの内容に、
- セミハードケース
- 三脚
が付いてきます。
同梱品の違いだけで、他は標準セットとと同じです。
付属の滑り止めパッドは、はじめどこに貼るのかわかりませんでした。
ここに貼り付けて使うようです。
『iPhoneXS Max』の場合、無くてもしっかり固定できているようなのでまだ使っていません。
ちなみに『iPhoneSE』には対応していません。
【Osmo Mobile 3】デザイン、質感
最大の特徴は『折りたたみ』できるようになったジンバルのアーム。
『Osmo Mobile 3』では、これまでのロール軸とチルト軸のモーターが直交したものとは全く違う構造になっています。
グリップの形状や角度も見直されて握りやすくなっています。
他のスマホ用ジンバルは『握るところ』といった感じですが、『Osmo Mobile 3』の場合はしっかり『グリップ』のかたちをしています。
手のひら側は滑りにくいラバー素材で覆われています。
感触もなかなかです。
ボタン類はグリップを握ったまま、片手で操作しやすい位置に配置されています。
グリップが少し前傾したおかげでトリガーボタンがすごく自然に操作できます。
左側にあるズームのスライダーは『Osmo Mobile 2』とは逆で、中央が大きくくぼんでいますね。
動きも軽くてスムーズなので操作もラクです。
【Osmo Mobile 3】スペック
先代の『Osmo Mobile 2』と比べてみましょう。
Osmo Mobile3 | Osmo Mobile2 | |
サイズ(展開時、HxWxD) | 285 x 125 x 103 mm | 295 x 113 x 72 mm |
(収納時) | 157 x 130 x 46 mm | |
重量 | 405 g | 485 g |
対応スマートフォン 幅 | 62.0~88.0 mm | 58.6~85.0 mm |
厚さ | >9.5 mm | >8.9 mm |
重量 | 170~230 g | 240 g |
稼働時間 | 15時間 | 15時間 |
充電時間 | 2.5時間 | 2時間 |
『Osmo Mobile3』は折りたたむと約15cmと非常にコンパクトになります。
また、同時に各モーターがロックされるので、持ち運びのケースが必要なくなりました。
標準キットには簡単な収納袋が付いているだけですが、これで十分です。
構造が複雑になったにもかかわらず大幅に軽量化されています。
『Osmo Mobile 2』に比べて80g軽くなっています。
実際に手に取ってみると、その『軽さ』をすごく実感できると思います。
ジンバルの稼働範囲も大きくなりました。
Osmo Mobile3 | Osmo Mobile2 | |
パン | -162.5°~170.3° | -170.0°~170.0° |
ロール | -85.1°~252.2° | -90.0°~70° |
チルト | -104.5°~235.7° | -170.0°~170.0° |
ロール軸が大きく動くようになったので、特にローアングルの撮影が楽にできるようになっています。
さらに、ローアングルで撮影する時にはジョイスティックでの『パン』と『チルト』の動作が自動で入れ替わります。
より直感的な操作ができるようになっていますね。
【Osmo Mobile 3】折りたたみ、スマホの取り付け
スマホを取り付けは、ホルダーに挟んで縦横のバランスを取るだけ。
微調整はスマホの位置をずらすだけでOKです。
もちろんミリ単位で調整する必要などなく、だいたい真ん中に取り付ければしっかりバランスを取ってくれます。
縦方向のバランスも忘れずに調整しましょう。
『Osmo Mobile 2』のようにアームの調整や、縦・横撮影で付け替える必要もありません。
折りたたみもとても簡単です。
ジンバルの電源を切った後、スマホを取り外してホルダーのモーターをロックします。
あとは2カ所のマークを合わせて折りたたむだけ。
折りたたむことで各部にロックがかかり、グニャグニャ動いてしまうことはありません。
スマホを取り付けたままでも折りたたむことはできますが、ここのロックが掛かりません。
これではスマホがグルグル回転してしまいます。
さいごに
大幅に軽量化されて、折りたたみもできるようになった『Osmo Mobile 3』。
リーズナブルな価格も魅力です。