MavicAirを買ってから半年ちょっと、いろいろな場所で飛ばしてきました。
そのなかで感じた『いいところ』、『いまいちなところ』についてまとめてみました。
いいところ
小さい!
とにかく小さいです!
バックパックに放り込んでどこへでも持っていける大きさ(168×83×49 mm 折り畳み時)。
送信機のスティックも外せるので収納もコンパクトです。
本体と予備バッテリー3個、送信機、付属品などを合わせても2キロ程度。
mac bookといっしょに小さめのバックパックに収まります。
フライモアコンボに付いてきたバッグには予備のバッテリー3個と送信機、チャージャー類、予備のプロペラが入ってます。
クルマで移動するときは本体と付属のバッグをそのまま持っていきます。
電車や飛行機に乗るときは本体とバッグをバックパックに入れています。
本体もいっしょに入れられるバッグが欲しいところです。
実際に持ち歩いてみて感じたことですが、
『小さい』
『軽い』
がMavic Airの最大のメリットだと思います。
映像が綺麗
こんな小さなドローンで撮ったとは思えない映像が撮れます。
この大きさで4K30pまで撮れるのはすごい。
個人的にはHD120pで撮れるところも評価の高いポイントです。
クイックショットが意外と使える
Mavic Airの機能のひとつ、クイックショットが予想以上でした!
自分も一緒に写る映像を撮影するときよく使います。
はじめは、「あんまり使わない機能かな?」と思ってました。
空撮の練習を始めたころ試しにひと通りやった程度。
ところが!
自分も写るような感じで何人かを撮影した時のこと。
みんな楽しそうにドローンに手を振っているなかに、
手に何かを持ってうつむいている不審者が…
ものすごく怪しい姿で撮影している自分が写っているわけですよ。
そこで「クイックショットを使ってみるか」となった訳です。
クイックショットは被写体を認識して、
いくつかのパターンで自動撮影してくれる機能です。
これなら送信機も片手で持てるし、画面もチラ見ぐらいで済みます。
ドローニーなど特に難しい操作ではない場合でも、
ドローンの操作をせずにカメラを見ていられるのはすごく便利です。
自分も一緒に写りたい場合はクイックショットで撮っています。
いまいちなところ
風に弱い
これは購入の時点である程度わかっていたことなんですが…
機体が薄いので大きくあおられることはあまりないですが、意外と流されています。
スポーツモードに切り替えれば多少の風でも大丈夫ですが、機体が大きく傾いてしまうので空撮には向きません。
空撮した映像を見ると風の影響を受けているのがよくわかります。
同じ動画ですいません。
この時は平均すると風速5m前後だったと思います。時折吹く強めの風で揺れてます。
天気が良くても強い風で空撮できないことが何度もありました。
飛行音がうるさい
飛行音が高くて気になる。
音自体は大きくないのにうるさく感じます。
ドローンは複数のプロペラを高速で回転させて飛行します。
そのため大きな音がでてしまいます。
MavicAirはプロペラが小さいため、けっこう高い音がします。
左から自作機用の14インチのカーボン製、Mavic2 Zoom用、Mavic Air用のプロペラです。
Phantomや産業用の大型機の方が音は大きいんですが、耳障りな感じは少ないような気がします。
WiFiの電波が弱い
なんの前触れもなく、突然画面が真っ黒になることが多い気がします。
これが一番怖いです。
毎回、電波の状態を確認してから飛ばしてますが、障害物や干渉の少ない場所でも突然接続が切れたことが何度もあります。
DJI製品で電波の安定性が高いものは、映像や操作の伝達に最適な『OcuSync』を採用しています。
『Phantom4 Pro V2.0』と『Mavic Pro』の2機種がそうですね。
ドローンの制御に特化して設計されているだけあって、安定感はMavic AirのWIFi接続とは全く違います。
DJIのドローンの電波についてまとめましたので、こちらもどうぞ。
まとめ
小型で軽量な機体は持ち運びにはラクですが、風には弱くなってしまいます。
バッテリーも小さいので、実質15分ちょっとの飛行時間では本格的な空撮は厳しいです。
カメラの性能と、映像や操作の伝達システムのバランスが悪いような気がします。あれだけの映像が撮れるんだったら、もう少し安心して飛ばせる伝送システムを採用して欲しかったですね。
小さいおかげで旅行などに持っていくには便利だし、簡単に高画質の映像が撮れるので、
セルフィーがメインでちょっと景色も撮る、
サブ機として持って行く、
といった使い方がいいんじゃないでしょうか。