8K撮影もできる折りたたみドローン【Autel EVO II】

スポンサーリンク

アメリカの『Autel robotics』から、最大8Kまで撮影が可能なドローン『EVO2』が発表されました。

Introducing: EVO 2 Series

3種類のカメラを搭載した 『EVO2』シリーズ

『Autel』の新しい折りたたみ式ドローン『EVO2』。

共通の機体に3種類のカメラを搭載した構成になっています。

8K動画が撮影できる『EVO2』、1インチセンサーを搭載した『EVO2 Pro』、8Kカメラと赤外線画像カメラの2つをもつ『EVO2 Dual』の3機種が発表されています。

共通仕様の機体

3種類のカメラを搭載するドローン『EVO2』の機体は共通のものが使われています。

プロトタイプのカラーかと思っていた、オレンジの機体は製品版でも採用されたようです。

視認性の高さからオレンジ色が採用されたんでしょうか?

確かにオレンジ色の機体はよく見えますね。

ちなみに、ウチの『Mavic2 Zoom』もオレンジです。

『DroneWraps』でMavic2 Zoomをカラーチェンジ!
機体の保護だけでなく、視認性も良くなりそうなドローン用ラッピングフィルム『DroneWraps』を試してみました。 ...

スペック

重量 1127g (EVO2)

1174g (EVO2 Pro)

1157g (EVO2 Dual 320) / 1192g (EVO2 Dual 640)

最高速度 標準モード:  約54km/h (15m/s)

スポーツモード: 約72km/h (20m/s)

重量 775g
飛行時間 最大飛行時間: 40分

最大ホバリング時間: 35分

飛行可能風速 Level 8(約14 – 17m/s)
動作周波数 2.4 – 2.4835GHz
最大飛行距離 9000m
内部ストレージ 8GB

最大飛行距離は9kmで、アメリカ仕様のMavic2の8kmを上回ります。

飛行時間は最大で40分です。

最高速度はMavic2と同じ42MPH(約72km/h)

コントローラーにディスプレイが内蔵されています。

もちろん、スマホやタブレットを接続することも可能です。

ドローン本体には12台の光学センサーの他、2つのソナーセンサーが搭載されてます。

そのため障害物回避の精度も高いようです。

AIによる高精度のトラッキングモードも3機種に共通の機能のようです。

多くのインテリジェント フライトモードも搭載されます。

さらに、それぞれのカメラを搭載したジンバルは、ドライバー1本でユーザー自身が交換することができるようです。

Mavic2でも交換することはできますが、メーカーでの対応になってしまい個人で交換することは実質不可能なので、これは魅力的ですね。

それぞれのモデルを個別に見ていきましょう。

『EVO2』

『EVO2』は折りたたみ可能な機体に、8K動画の撮影ができるカメラを搭載しています。

このサイズの機体で8Kカメラを搭載しているドローンは他にありません。

静止画は48MP。

コンパクトに折りたためるドローンとは思えないスペックですね。

しかもこのカメラは、4倍のロスレスズーム機能も持っています。

センサー 1/2” CMOS
レンズ 35mm判換算:26 mm

f/ 1.8

ISO感度 100-3200
動画解像度 8K: 25fps

6k: 30fps

4K; 30/60fps

最大ビットレート 120Mbps
写真フォーマット JPEG / DNG(RAW)
動画フォーマット MP4/MOV
画像サイズ 8000 x 6000
有効画素数 48MP
価格 1495ドル(約164,000円)

『EVO2 Pro』

1インチセンサーを持つ6Kカメラを搭載しているのが『EVO2 Pro』です。

f値2.8から11まで絞りの調整も可能です。

センサー 1” CMOS
レンズ 35mm判換算:29 mm

f/ 2.8 – 11

ISO感度 100-12800
動画解像度 6k: 60fps

4K; 120fps

最大ビットレート 120Mbps
写真フォーマット JPEG / DNG(RAW)
動画フォーマット MP4/MOV
画像サイズ 5472 x 3648
有効画素数 20MP
価格 1795ドル(約197,000円)

『EVO2 Dual』

『EVO2』に搭載されている1/2インチセンサーの8Kカメラと、『FLIR Boson』という長波長赤外線(LWIR)カメラの2つを搭載しているのが『EVO2 Dual』です。

赤外線カメラの解像度は『640 x 512』の他に、『320 x 256』も選べます。

センサー 1/2” CMOS
レンズ 35mm判換算:26 mm

f/ 1.8

ISO感度 100-3200
動画解像度 8K: 25fps

6k: 30fps

4K; 30/60fps

最大ビットレート 120Mbps
写真フォーマット JPEG / DNG(RAW)
動画フォーマット MP4/MOV
画像サイズ 8000 x 6000
有効画素数 48MP
赤外線カメラ FLIR Boson
解像度 640×512/320×256
リフレッシュレート 30Hz
価格 問い合わせ

気になる技適は?

現時点では技適を取得していないようです。

技適を取得して販売を予定している代理店の噂もありますので、日本での販売に期待したいところです。

さいごに

8Kなどの高性能カメラを搭載して、Mavic2並みの価格で発表された『EVO2』シリーズ。

日本での発売もありそうなので、まさに『Game Chenger』となりそうなドローンです。